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ちゃいはな通信 ⑭

 リアルに考える自給自足 その④

 自給自足的な生活を目指してあれこれ思考錯誤してきましたが、もっと自給してお金の使わない生活をしようと思うと、一人だとどうしても限界がでてきます。
 小さな村レベルの人数がいる共同体になればもっと自給できるのになあといつも思います。
 アイヌのコタンのような自給自足村が理想です。

 たとえば田んぼや畑は機械なしで一人でやろうと思うとものすごい肉体労働ですが、共同体でやると効率もスピードも断然いいし、収穫の喜びもシェアできます。
 こういう力仕事はやはり男の仕事になるので、男には男の仕事、女には女の仕事と共同体になるとできることと役割がそれぞれあるんだなあと思います。
 実際にそういう自給自足な共同体(コミューン)は世界中にあって、インドのアシュラ、イスラエルのキブツなど呼び方は色々あり、日本にもあるようです。

 さて、自給自足的に生活することは、必然的に田舎に暮らすということになりますが、現代においてはちょっと困ったことも出てきます。
 まず車が一人一台は当たり前に必要で、ないと買い物にも行けません。
 ガソリン代や維持費などを考えるとかなりの出費になり、車の為に現金を稼いでる感じがします。
 馬がいいと思ったこともありましたが無理です。
 こればかりはどうにもなりません。

 なるべく非電化にしてるのでテレビもないのですが、こんな田舎でその状態を続けていると浮世離れしてしまいます。
 世の中の重大ニュースを全然知らなかったということもよくあります。
 こんな生活をしていると感覚が野生化していっていいのですが、行き過ぎた野人でもまずいものです。

 そんなときは、バランスをとるために都会の真ん中に行って普段は食べないファストフードなんかに行ったりします。
 なにやってるんだろう?と思いつつ、街行く人や文化を眺めながら現代の感覚を取戻していきます。


渡部大輔(ちゃいはな店主、世界一周旅人、登山家、農民、時々ミュージシャン)

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